Opinion Columnオピニオンコラム
05
アスリートにとって、
理想的なカラダは痛みのない、
「しなやかなカラダ」であること。
結合組織の強化には、
「コラーゲン」摂取が重要。
岡田 隆 先生
日本体育大学体育学部教授/博士(体育科学)/骨格筋評論家/理学療法士
柔道全日本男子チーム体力強化部門長(~2021年)
Profile
アスリートがパフォーマンスを
発揮するために、
ケガや痛みのないカラダを作ること。
筋肉を上手に使える
「しなやかなカラダづくり」には、
結合組織の強化が重要。
アスリートにとって大事なこと、それは、日々の練習やトレーニングを継続できる状態をキープすることです。練習やトレーニングを継続できる、ケガや痛みのないカラダをつくることが、勝利への第一歩となります。
また、カラダを上手に動かすためには、筋肉と骨をつなぐ大切な働きをしている結合組織の強化がポイントになります。結合組織は、違う組織をつなぎとめる部分なため、非常にデリケートな部分で、故障しやすい組織です。
靱帯、腱、筋膜といった結合組織には、コラーゲンが多く含まれており、ケガや痛みのない、しなやかなカラダづくりのために、材料となるコラーゲンの摂取は有効な手段と言えます。
コラーゲンの多い器官
(数値は g/100g 湿重量) 引用:コラーゲン完全バイブル(真野博 著)
筋肉のためのプロテイン、
結合組織を強化するための
コラーゲンといった組み合わせが理想。
コラーゲンは、低分子の吸収率の
良いものを選んで。
食事で摂ったたんぱく質は、アミノ酸にまで消化され、吸収されます。コラーゲンはそのアミノ酸から合成されるタンパク質ですが、結合組織の強化のために必要な量をとりこむためには、たくさんのタンパク質を食べ、消化しなければなりません。一方、低分子に分解されたコラーゲントリペプチドは、消化というステップを経ずにそのまま速やかに吸収できることが魅力です。さらに、コラーゲントリペプチドはコラーゲンの最小単位である事から、コラーゲンの機能を有したまま体内に吸収され、その機能を発揮すると考えられています。
筋肉強化のためにホエイプロテインやホエイペプチドなど、結合組織のためにコラーゲントリペプチドと役割分担を決めて、プロテイン+コラーゲンを一緒に摂取すると良いでしょう。
結合組織の故障は、アスリートだけでなく、一般の人にも多く起こります。急激なトレーニングによって激しい負荷をかけてしまい、激しい筋肉痛を引き起こしたり、ひざなどの関節やアキレス腱などに痛みを生じることも多いです。ケガや痛みのない「しなやかなカラダづくり」のために、栄養面から見直してみてはいかがでしょうか。
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藤本 大三郎 (ふじもと だいさぶろう) 先生 東京農工大学名誉教授/理学博士
東京大学理学部化学科卒業。東京医科歯科大学医学部助手、東北大学理学部助教授、浜松医科大学医学部教授、東京農工大学農学部教授を歴任。著書は、『コラーゲンの秘密に迫る―食品・化粧品からバイオマテリアルまで』(裳華房)、『長寿学―老化を防ぐ科学知識』(筑摩書房)他多数。
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福島 一雅 (ふくしま かずまさ) 先生 ライズシティクリニック 院長/医学博士
日本大学医学部スポーツ医科学講座 講師日本大学大学院医学研究科 博士課程卒業。米国ピッツバーグ大学整形外科スポーツ医学センター客員研究員、日本大学医学部整形外科講師などを経て現職。過去にNEC陸上部、Xリーグ鹿島ディアーズ、Jリーグ東京ヴェルディ、日テレベレーザのチームドクターを歴任し、現在も日本トライアスロン連合医事委員を務めるなどスポーツ分野のドクターとしても活躍中。
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黒田 愛美 (くろだ あいみ) 先生 Zetith Beauty Clinic銀座 副院長/
トライアスリート獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2011年品川スキンクリニック新宿院の院長、2013年には同クリニック表参道院院長に就任。その後は予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の専門医として全国のクリニックで活躍している。体の内側と外側のアンチエイジング、両方に精通する医師として、多くの文化人、芸能人、アスリートからの信頼も厚い。2017年トライアスロン世界選手権日本代表選出。
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武田 猛 (たけだ たけし) 先生 株式会社グローバルニュートリショングループ 代表取締役社長
18年間の実務経験と19年間のコンサルタント経験を積み、37年間一貫して健康食品業界でビジネスに携わり、国内外750以上のプロジェクトを実施。「世界全体の中で日本を位置付け、自らのビジネスを正確に位置付ける」という「グローバルセンス」に基づき、先行する欧米トレンドを取り入れたコンセプトメイキングに定評があり、数々のヒット商品の開発に関わる。
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岡田 隆 (おかだ たかし) 先生 日本体育大学体育学部教授/博士(体育科学)/骨格筋評論家/理学療法士
柔道全日本男子チーム体力強化部門長(~2021年)専門は、トレーニング科学、アスレティックリハビリテーション。特に体幹の研究、筋肉と体脂肪の研究(筋肥大・除脂肪・減量)を行っている。著書累計100 万部を突破。2022 年3 月9 日に「最高の除脂肪食」(ポプラ社)を上梓。トレーニングは「心と身体を鍛えるもの」をポリシーに、トップアスリートから一般の方まで、さまざまなフィールドでそれぞれに適したカラダづくりを提案・指導している。YouTube チャンネル「バズーカ岡田の筋トレラボ」は、登録者数約26 万人。分かりやすいカラダづくりの解説が人気。
04
海外ではすでに「コラーゲン=カラダのもと」という認識。 吸収率がより高い低分子コラーゲンの開発がブームを後押し。
武田 猛 先生
株式会社グローバルニュートリショングループ 代表取締役社長
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女性にも、アスリートにも嬉しい。 コラーゲン摂取で期待される健康・美容効果。
黒田 愛美 先生
Zetith Beauty Clinic銀座 副院長/トライアスリート
02
プロアスリートが体感するコラーゲントリペプチドの効果。 高齢者のスムーズな歩行のサポートにも。
福島 一雅 先生
ライズシティクリニック 院長/医学博士/日本大学医学部スポーツ医科学講座 講師
01
コラーゲンは全身に存在する「カラダのもと」。 健康維持のために、効率的な補給を。
藤本 大三郎 先生
東京農工大学 名誉教授/理学博士