Opinion Columnオピニオンコラム
07
欧米ではスポーツニュートリションが
コラーゲン成長の推進力
カラダのもととしてコラーゲンの重要性に
ますます関心が高まる
武田 猛 先生
株式会社グローバルニュートリショングループ 代表取締役社長
Profile
米国でのコラーゲンブームが加速!
サプリメントのグミ化でZ世代の摂取も増加
米国で、サステナビリティ、女性の健康などと共に、注目がより高まっているのがコラーゲンです。Googleでのコラーゲン検索数は2018~2022年で倍増しており、コラーゲンサプリメントは高級スーパーマーケットでもドラッグストアでもチャネルを問わずに豊富に並んでいます。
今年3月に米国カリフォルニア州アナハイムで開催された、世界最大規模の展示会「Natural Products Expo West 2023」では、Total Body Collagen、つまり「カラダのもと」を訴求したコラーゲン商品が目を引きました。
- コラーゲン検索数は着実に増加しており、
現在はプロバイオティクスを上回っている。
欧米市場のブームは日本市場とは
逆のプロセスをたどり、
コラーゲンのベネフィットは全身へ。
コラーゲンのトレンドの背景には、プロテインブームがあります。プロテインだけでは差別化が難しい中、コラーゲンが注目され、プロテインの中にコラーゲンが配合された「プレミアムプロテイン」という位置付けの商品が出てくるようになっています。
そもそも、コラーゲンは、日本では肌から始まって、ジョイントヘルス分野へと拡大してきました。一方、欧米ではまずスポーツニュートリション、ジョイントヘルス分野で広く浸透し、その後に肌、爪、髪に対するベネフィットも謳われるようになりました。
もともとフィットネスの人たちを中心としたプロテインの強力なブームがあり、さらなる質が求められて、プレミアムプロテインとしてコラーゲンが選ばれるようになったのです。今は、より吸収率の高い低分子のコラーゲンペプチドが主流になっています。
プロスポーツ選手がケガ予防に活用!
エビデンスをもとにしたスポーツニュートリションがコラーゲン成長の推進力に。
コラーゲンブームを支えている要因の一つが、科学的裏付けです。企業の研究への投資が続き、エビデンスレベルが上って、消費者の理解が深まるという循環ができており、人体でのコラーゲンの重要性にますます関心が寄せられるようになっています。
そして今、欧米でのコラーゲンブームの大きな推進力となっているのがスポーツニュートリション分野です。関節だけでなく靱帯(じんたい)、腱など結合部分に対するメリットも満たされるようになって用途が広がっています。ヨーロッパで活躍するプロスポーツ選手がケガの予防、あるいは治癒を早めるためにコラーゲンを摂取するようになってきました。今後、コラーゲンは日本でもスポーツニュートリション分野で広がりを見せていく可能性があります。
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藤本 大三郎 (ふじもと だいさぶろう) 先生 東京農工大学名誉教授/理学博士
東京大学理学部化学科卒業。東京医科歯科大学医学部助手、東北大学理学部助教授、浜松医科大学医学部教授、東京農工大学農学部教授を歴任。著書は、『コラーゲンの秘密に迫る―食品・化粧品からバイオマテリアルまで』(裳華房)、『長寿学―老化を防ぐ科学知識』(筑摩書房)他多数。
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福島 一雅 (ふくしま かずまさ) 先生 ライズシティクリニック 院長/医学博士
日本大学医学部スポーツ医科学講座 講師日本大学大学院医学研究科 博士課程卒業。米国ピッツバーグ大学整形外科スポーツ医学センター客員研究員、日本大学医学部整形外科講師などを経て現職。過去にNEC陸上部、Xリーグ鹿島ディアーズ、Jリーグ東京ヴェルディ、日テレベレーザのチームドクターを歴任し、現在も日本トライアスロン連合医事委員を務めるなどスポーツ分野のドクターとしても活躍中。
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黒田 愛美 (くろだ あいみ) 先生 Zetith Beauty Clinic銀座 副院長/
トライアスリート獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2011年品川スキンクリニック新宿院の院長、2013年には同クリニック表参道院院長に就任。その後は予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の専門医として全国のクリニックで活躍している。体の内側と外側のアンチエイジング、両方に精通する医師として、多くの文化人、芸能人、アスリートからの信頼も厚い。2017年トライアスロン世界選手権日本代表選出。
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武田 猛 (たけだ たけし) 先生 株式会社グローバルニュートリショングループ 代表取締役社長
18年間の実務経験と19年間のコンサルタント経験を積み、37年間一貫して健康食品業界でビジネスに携わり、国内外750以上のプロジェクトを実施。「世界全体の中で日本を位置付け、自らのビジネスを正確に位置付ける」という「グローバルセンス」に基づき、先行する欧米トレンドを取り入れたコンセプトメイキングに定評があり、数々のヒット商品の開発に関わる。
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岡田 隆 (おかだ たかし) 先生 日本体育大学体育学部教授/博士(体育科学)/骨格筋評論家/理学療法士
柔道全日本男子チーム体力強化部門長(~2021年)専門は、トレーニング科学、アスレティックリハビリテーション。特に体幹の研究、筋肉と体脂肪の研究(筋肥大・除脂肪・減量)を行っている。著書累計100 万部を突破。2022 年3 月9 日に「最高の除脂肪食」(ポプラ社)を上梓。トレーニングは「心と身体を鍛えるもの」をポリシーに、トップアスリートから一般の方まで、さまざまなフィールドでそれぞれに適したカラダづくりを提案・指導している。YouTube チャンネル「バズーカ岡田の筋トレラボ」は、登録者数約26 万人。分かりやすいカラダづくりの解説が人気。
06
低分子コラーゲンの摂取で、約8割が「筋肉痛」スコアの低減を確認!
スポーツ領域におけるコラーゲンの可能性を確認。
岡田 隆 先生
日本体育大学体育学部教授/博士(体育科学)/骨格筋評論家/理学療法士/
柔道全日本男子チーム体力強化部門長(~2021年)
05
アスリートにとって、理想的なカラダは痛みのない 「しなやかなカラダ」であること。 結合組織の強化には、「コラーゲン」摂取が重要。
岡田 隆 先生
日本体育大学体育学部教授/博士(体育科学)/骨格筋評論家/理学療法士/
柔道全日本男子チーム体力強化部門長(~2021年)
04
海外ではすでに「コラーゲン=カラダのもと」という認識。 吸収率がより高い低分子コラーゲンの開発がブームを後押し。
武田 猛 先生
株式会社グローバルニュートリショングループ 代表取締役社長
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女性にも、アスリートにも嬉しい。 コラーゲン摂取で期待される健康・美容効果。
黒田 愛美 先生
Zetith Beauty Clinic銀座 副院長/トライアスリート